こなろぐ〜旭山コナールのお知らせ〜

Kusa-iro[くさいろ]にジュージーなIPA!

旭川にもクラフトビールファンが少しずつ増えてきている気がしている店長です。
「調べて買いに来ました」「初めて飲みます」と来てくださるお客さんが週末ごとに増えていますからね!

そして,限定ビール(いろいろなスタイル)があり過ぎて迷われる皆さん。
いろいろなスタイルの違いを試して好きなスタイルを見つけるのもクラフトビールの楽しみ方の一つです。
たくさん迷っていきましょう!お声をかけていただければ,迷うのにお付き合いします。迷うの好きなので。

間違いのないおすすめを聞かれますと,定番ビール。さすが,各社の定番になるだけあっておいしいです。
でも,限定ビールとの出会いは一期一会。いろいろなスタイルにチャレンジできてわくわくが止まりません。
超美味しい!また絶対に飲みたい!と思うような会心の一撃ビールに出くわすこともあります。
しかし,同じレシピの限定ビールは二度と作らないブルワーさん達。泣。
クラフトビールファンは,次なるビールに出会うため前進し続けるしかありません。

というわけで,くさいろではじゃんじゃん新しいビールを入荷しますし,どこよりも早く入れたいと思います!
クラフトビールファンの方が来てくれることが原動力になりますので,ぜひ買いに来てくださいね!

さて,鬼伝説ビールに続き,NORHT ISLAND BEERと忽布古丹醸造から最新の限定ビールの到着です。
個人的にはこれまでのMONOHOPシリーズが好き過ぎるので第4弾が非常に楽しみ!

(写真と説明文はブルワリーの公式リリースよりお借りしております!)

『MONOHOP-Ekuanot-』
 ABV: 6.0%
 IBU: --(アロマホップのみ)
 STYLE: Single Hop Juicy I.P.A.
 HOPS: Ekuanot

MONOHOP(モノホップ)はホップにフォーカスを当てた限定ビールシリーズです。
【ホップを楽しむ】をコンセプトに、シングルホップのホッピーなビールを定期的にリリースしています。
『モノホップ』第4弾は”Ekuanot”のジューシーIPAです。
ホップはアロマのみで使用し、苦みを抑えたIPAとなります。
モノホップシリーズで過去最高のホップ使用量となっており、ビアスタイル的にもホップの特徴を感じやすいかと思います。
エクアノットのパイン(松)、レモン、トロピカルフルーツを感じさせる爽やかな香りを存分に味わいください。

『Italian Pils』
 ABV: 4.5%
 IBU: 20
 STYLE: Italian Pilsner
 HOPS: Hallertau、Saaz

今回の限定ビールはイタリアンピルスナー。
定番のピルスナーで培った技術を活かしつつ、ヨーロッパ産ノーブルホップを
ドライホップすることで、華やかで繊細な味わいに。
定番のピルスナーとは異なり、ミューニックモルトを使用することで軽やかながらも
コクのあるクリーンなピルスナーに仕上げました。

アメリカンホップのように派手さはありませんが、
ノーブルホップの繊細な味わいを楽しむ大人のピルスナー。
お食事との相性も良いかと思います。



「黄金の弾丸」
ABV:5.0% IBU:24
Style:Golden Ale

今回は東京、吉祥寺の常設店『P2B Haus』様の1周年記念ビールを仕込みました。
オーナーの柄沢様からのオーダーは、「遊び心のあるゴールデンエール」。これは一見簡単そうで難しいお題でしたが、挑戦しがいのあるチャレンジになったと思います。
本来は控えめなスタイルですが、王道ラインを飛び越えない、ギリギリのラインでの遊び心を意識して、垢抜けたゴールデンエールを想い描きました。4種のホップを組み合わせて、且つドライホッピングまで行い、上品な程度に南国果実のキャラクターをまといました。パイナップルのようなトロピカル感は果汁のように一瞬の甘みを見せますが、ボディは軽やかで、全くべとつかない、素直で美しい飲み心地です。また、苦味を抑えており、飲む人を選ばない寛大なゴールデンエールですので、二杯、三杯と飲めてしまうことでしょう。
さて、名前の由来ですが、システム・ソフトウェア開発の現場に携わる方なら馴染みがあるという「銀の弾丸はない」という言葉からインスパイアされています。P2B Hausのオーナー柄沢様自身も、ソフトウェアエンジニアとしてIT業界で働いていました。エンジニアの仕事では、大小様々な問題が発生するもので、それらの問題が一気に解決するような飛躍的な改善方法というものは無い、という意味で使われる用語だそうです。まさに、ビール醸造も同じように、すべてを解決してくれる魔法のようなものなど無く、大小様々な問題を一つ一つ丁寧に解決し、理想のものに近づけていこうと日々奮闘しています。ITの世界にも、醸造の世界にも「銀の弾丸」はありませんが、私たちの作った「黄金」の液体が、「弾丸」のごとく皆様のもとへと運ばれて、仲間とビールでつながり、笑顔を生み出す「黄金の弾丸」になってくれたらと願っています。



「New Sorachi Style」
ABV:4.5% IBU:40
Style:Classic Irish-Style Dry Stout

名付けの通り、ホップは私たちが醸造所を構える上富良野から誕生した「ソラチエース」を使用しています。杉やヒノキのようなウッディなキャラクターを持つことで有名なホップ品種です。このホップは濃色のビールの中でよりそのキャラクターの価値が発揮されるという仮説が私たちにはありました。実は木の香りとビールは相性が良いのです。我々は、木樽に入れられて熟成の進んだ素晴らしい濃色ビールをいくつも知っています。木樽に入れられたビールが木の成分を取り込み、ウィスキーやワインのような奥深さを手に入れるバレルエイジングという手法があります。現代のようにステンレスの設備が当たり前になる時代より以前のビールはほとんどがバレルエイジングでした。実際に、1950年代後半まで、世界的に有名な某黒ビールも木製の樽に入れられていたといいます。それらのビールがどのような味だったのか私たちには興味がありました。皆さんもきっと同じではないでしょうか。そこで、100年以上前から続く伝統的なドライスタウトを、現代的に、忽布古丹的に、再解釈した結果が、木のキャラクターを持つソラチエースの使用です。木樽でバレルエイジングを行なわずに、数百年前のドライスタウトをソラチエースでリバイバルさせました。チョコレート、ナッツのようなフレーバーは焙煎した麦芽から、杉やオークなどの複雑な味わいはソラチエースによってもたらされました。本当に木樽でアーリーフィニッシュさせたかのようです。それでいて、アルコール度数は低く、スムースな口当たりで、ボディは軽く疲れない設計。
是非、パイントでゆっくりと、ソラチエースの真骨頂をお楽しみください。


いかがですか??
お持ち帰りはもちろん、ハナサクカフェで+200円でお飲みいただくこともできますよ!!カフェで開栓中の忽布古丹醸造の樽生ビールに合わせてぜひお試しください!!本日、外は抜けるような良いお天気です!!皆さまのご来店をお待ちしております!!

          
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