こなろぐ〜旭山コナールのお知らせ〜

冬道ドライブ歴30余年!ぐっちゃん流冬道ドライブのポイントをまとめてみた!

一昨日、所用ありで札幌まで車でGotoしておりました。

北海道での車の運転は基本的にまっすぐな道多いし、道路広いし、車少ないしで、基本的に本州の車いっぱいの大都市や道の狭ーい田舎道のドライブと比べて快適であることが多いわけですが、それでも冬道シーズンに差し掛かる11月から12月はじめの今の時期が一番気を使うし、疲れます。今回は天気予報みて積もることも凍ることもなさそうだからまあそれほど運転に心配はないかと思ってはいたのですが、往復とも高速代をケチって下道を走ったので結局のところけっこう疲れましたw

Gotoトラベルの対象除外となり、感染リスクを避けられない場合の不要不急の外出自粛を要請されている札幌の夜は案の定寂しい限りではありましたが、旭川に帰ってきたらこんなニュースが流れてました。

Gotoの札幌が適用除外になることを受けて旭川に来る人が増えている? 受け入れサイド的にはまったくそんな実感はありませんが、まあ、たしかに新千歳着ツアーでも、札幌の宿泊さえなければGotoの適用が除外されることもないわけですから、この先、Gotoの取り扱いがどうなるかはわかりませんが、現状の札幌の除外が続くようだと、札幌をスルーしてそのままレンタカーで旭川入ってパターンの人も増えるかもしれませんね。この週末までは道路事情もまだそれほど悪くないので本格的な冬道になる前にぜひ旭山コナール&旭山動物園にどうぞ

来週からは気温も下がり、天気予報にも雪マークが並びますので車の運転は冬道ドライブを覚悟したほうが良さそうです。新千歳空港からレンタカーなどで旭川に来る場合、高速代はケチらずに高速道路乗ったほうが運転はまちがいなく楽ちんだしかつ安全です。あまり運転しない人は冬の高速道路を怖がりますが、下道よりまちがいなく除雪が行き届いているし、路面もあれていないので冬道の経験少ない人ほど高速道路乗ったほうがいいですよ。その他、冬道ドライブ歴30余年、ぐっちゃん流の安全安心な冬道ドライブのポイントまとめましたので参考までに。

その1.ブラックアイスバーンに気をつけろ!!

冬のお天気の良い日、除雪の行き届いた国道や市街地の道路は舗装が露出していることがよくあります。雪道の経験の少ない人は圧雪路はほどよく緊張して安全運転するんですが、舗装が露出しているとつい安心して気が緩んでしまいがち。でもでもこういう時ほど気をつけてください!!ブラックアイスバーンと言って、舗装表面の水が凍ってつるつるのアイスバーンになっていることがあるのですが、一見、ウエットな路面との区別がまったく付きません。特に夜間や日陰はただ路面が濡れているようにも見えるのですが、それはまず凍ってると思って間違いないです。特に峠の下り、日陰のカーブになっているようなところにそのままのスピード入ってしまったら・・・想像しただけで恐怖ですね。間違いなく対向車線か崖下ですよーー。また、夜間の交差点、赤信号は間違いなく止まりませんヨ。一見、乾いていたり、ただ濡れてるように見える黒い舗装路面は「凍ってる」と思って運転してください。あとブラックアイスバーンじゃなくても、明らかな凍結路の場合、外気温が低いほど滑りません。旭川近郊の厳冬期はー10℃以下になることも多いので、そういう時の圧雪路がブラックアイスバーンよりも安心です。一番滑るのは車で走ることで路面の雪が溶け、タイヤと路面の間に微量な水分が発生する0℃〜ー5℃位の気温の時が一番滑ります。外気温のついてる車の時はぜひ外気温が何度か確認しながら運転するといいですね。

その2.ホワイトアウトに遭遇したら??

ホワイトアウト。なんか映画のタイトルみたいでかっこいいけど、運転中に遭遇したら怖いです。雪は空からだけ降るものじゃないんです。「地吹雪」って、空は晴れてても風が強い日などは路肩の雪を舞い上げてちょうど運転席の高さに雪が舞います。視界は真っ白です。まったく前が見えません。よく慌ててその場で車を停めてしますのですが、止まっちゃいけませんヨ。後ろから豪快に突っ込まれます。道産子ドライバーは悪い意味でこういう現象にも慣れちゃってるんで、ホワイトアウトしてても見えてるかのごとく運転しますが実は何も見えてません。止まってる車なんていない!と勝手にそう思い込んでるだけです。ハザード出して、2〜30km位で前の状況に目を凝らしながらゆっくり動き続けてください。そして駐車帯やコンビニなどがあれば地吹雪がおさまるまでそこでじっとしてるのが一番です。

すぐ後ろを大型車が走ってる場合、異常に接近してきて怖いかもしれませんが、大型車は視界が地吹雪の上にあるので、あなたは前が見えなくても大型のドライバーは見えてます。もし前が止まればちゃんと止まりますので、後ろの車が確認できない状態よりは安心です。ただ、前に大型がいる場合は雪煙をこれでもかってくらい巻き上げて行きますので、しっかり車間を取って運転しましょう。よく大型車が遅いからって雪煙突破して追い越しかける人がいますが、相当に道をよく知ってる超地元ドライバーか超能力者なので真似しちゃいけません。

あと、夜間、よく見えないからってライトはハイビーム(遠目)にしちゃいけません。雪や雪煙に反射してかえって見えませんヨ。

その3.交差点のスムーズな停止と発信

4WDだから安心って人よくいるんですが、基本、走り出しは楽ちんでも止まる性能は4WDまったく関係ないっすから。とにかく早めブレーキで。市街地は進行方向歩行者信号の点滅で早め減速、赤信号は前の車と1台分くらいの車間をあけて停止しましょう。

で、交差信号の赤でそっとブレーキを緩め、クリープで発信、信号青でアクセルを踏み加速します。そうするとストレスなく交差点を通過できますよ。

交差点の右左折は十分に減速してね。交差点内は下手くそさん達がぶんぶんタイヤを空転させてアイスバーンに磨きを入れるんでちょーぜつ滑ります。オーバースピードで右左折しようとすると間違いなく直進しますんで。

あと、歩いて交差点渡るときも車が多い交差点はホントに滑るんで気をつけて。

その4.雪が深い時、スタックしちゃった時

一晩、屋外の駐車場の停めたりして雪が深い時、車にスコップがつんであればせめてタイヤの前の雪を取り除いてから発進しましょう。動き出したら、除雪してあるところまで止まっちゃだめ。もし止まってしまったらムリにアクセルふかさないでいったんバックしてもう一度。まあ、こればっかりは経験と装備がものをいうのであまり深みにはまらないウチに地元ドライバーの助けを求めた方がいいかも。

冬道はお互い様なんで、けっこう皆親切に助けてくれますよ。

その5.春先の湿った吹雪に気をつけろ!!

道東に多いのですが、真冬の吹雪よりも実は春先(3月〜4月)の太平洋岸を北上してきた低気圧で発生する吹雪のが怖いです。湿った雪の吹雪は水分が多く重いので風でとばされず一瞬で数10cm、一晩で1m前後積もることもザラです。道路の除雪が追いつかず道路上でスタックしてしまうことも多く、車ごと埋まっちゃいます。

こういう予報の時は車での移動を控えた方がまったく賢明ですが、不運にもこういう吹雪に遭遇して立ち往生してしまったときはできるだけ車の外に出ず、体を濡らさないように。ただ、車のマフラーが埋まってしまうとエンストして暖房が止まったり、一酸化炭素中毒になる場合もありますから、そのリスクを想定して状況に合わせて最善の方法を選択するしかありません。

まあ、そんな予報の時はホントにでかけるのはやめた方がいいですね。

それと冬道は除雪した雪が路肩に堆積するので道幅が極端に狭くなります。片側2車線道路なら1車線に、普通の道路は1.5車線しかないことはよくあります。対向車とのすれ違いは譲り合いで。また、坂道の場合は上り優先を今一度意識して運転しましょうね。

あと、これは数年前の免許更新の時の教本にあった問題。A〜Cのうち間違いはどれか?

この場合の間違いはAってことなんだろうけどれど、自分的にはCにも十分に違和感。こういう場合、自分はできるだけわだちを外して走行します。だって、わだちから抜けるときにハンドル取られたり、車が横向いたりすることだってあるし、対向車きたり、歩行者に意図せず接近する結果になりかねないでしょ??

ってことで、ボクの場合は冬道ドライブに正解なんてないのでその場その場の状況にあった運転をってことが一番かと思います。基本的には「冬は滑る」前提でとにかく「急ブレーキ、急発進、急ハンドル」など急のつく操作をしないように気をつけて安全安心な北海道ドライブを。

          
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