あの日から9年。
今日は定休日です。
昨日から降り続いている雨がお昼ごろから雪に変わりました。明日の朝の除雪が必要なほど降っちゃうのかわかりませんが、もう雪はいいですね。
早く春がこないかな。
9年前の3月11日。ボクは会社の事務所でその時を迎えました。地震で揺れを感じることがほとんどない旭川で、デスクの上のPCが倒れちゃうんじゃないかとおもうほどの揺れでした。スタッフが思わず外に逃げ出そうとしたのを、「とりあえず落ち着けって!」って言ったのをよく覚えています。
まだFacebookがそれほど普及しておらずSNSといえば「Twitter」がメインだった時のその日のボクのTwilogを振り返ってみると、その時間を境に物理的な被害がなかったボクらの生活でも「日常」が一変してしまっているのがよくわかります。
2011年3月11日のTwitterより
|
この震災後、ボクが初めて被災地を訪れることができたのは震災から2年以上を経過し、場所によってはその痕跡が薄れて初めて来た頃でした。たった一日のボランティア作業で被災地の復興にどれほどお役に立てたかという思いはありますが、この震災を境に全国各地で毎年のように発生する災害に対して「共助」によるソフトパワーが社会の大事な一部として認識され、力を発揮、人々の意識も限界がある「公助」だけに頼るものから一変しつつあります。
新型コロナウイルス感染症の影響で今また私たちの日常が大きく損なわれている状況に加え、今なお、仮設住宅で暮らさざるを得ない人、原発事故によりふるさとに帰ることのできない人、自主避難という選択をせざるを得ない人が多くいらっしゃるわけで、その人たちの日常は9年経っても取り戻せない状況が続いています。
「あの日を忘れない」というスローガンのもとYAHOOでは今年も「311」と検索するだけで10円が寄付されたり、普段あまり意識していないTポイントの残高だけを寄付できるなど、インターネットでは手軽に復興を支援できるキャンペーンが展開されています。物理的に「復興」を支援刷る行動を起こすことは難しくてもインターネットを通じた支援であれば、その思いを形にすることは容易です。
ボクは今日友人のFacebookでシェアで、宮城出身の映像ディレクター「堀江貴」さんの『リバース Tohoku 2021 〜輝く未来へ〜』というプロジェクトを知りました。その思いに触れ、プロジェクトの第一弾となる「映画-The Last Passenger- 最後の乗客」のクラウドファウンディングの支援してみようと思っています。
「共助」という社会の力は今、災害時だけではなく、日常的な社会課題を解決する力にもなっていると思います。SDGsへの取り組みは私たちの会社が社会を「共助」(厳密な言葉の定義は合わないかもですが)によって持続可能なものにする取り組みです。今日、この日に思いを寄せるのと同時に、これからの社会が持続可能でありつづけられるよう、今私たちができることにしっかりとりくんでいきたいなと思います。(旭山コナールのSDGsへの取り組みはこちらをご覧ください。)
さあ、今日は東北のお酒で乾杯しましょうか。