こなろぐ〜旭山コナールのお知らせ〜

Making Next to Forest

 昨日に引き続き今日も最高気温がプラスの予報の旭山です。今日の最高気温の予報は+8℃。この時期の気温としてはわざわざ+をつけて書かないと、つい先日の最高気温が−8℃だっただけに混乱しちゃいますね・・・

 昨日の暖気で溶けた雪が夜間再び凍るため、朝がたの駐車場内はかなりつるつる!!今は再び溶け始めてそれほどでもありませんが、場所によっては日陰で溶けにくい箇所もあるため十分ご注意ください。

 暖かい天気は明日まで続き、いっそこのまま春になっちゃえばいいのにって思いますが、今後の予報を見ると降ってほしい時にぜんぜん降らなかった雪マークがちらほら・・・本当に天気だけは思い通りになりませんね。


 昨日の夜は昨年10月に旭川市が「ユネスコデザイン都市」に認定されたことを記念して開催されたデザインシンポジウムにもりこ社長と一緒に参加してきました。

 「Desigh Symposium 〜Making Next to Forest〜」と題されたこのシンポジウム、副題には"デザインで考える「森、文化、産業、観光、くらし」の未来”とあり、この地域の恵まれた資産である「森」と長年家具を始めとするものづくり界隈の人たちによって磨き上げられて来た「デザイン」の力で私たちのこの先を考えようという趣旨のもの。

 普段、旭山という森のすぐとなりで仕事をさせていただいている私たちにとって、Making Next to Forest とはまさに自分たちの有り様を表した言葉でもあり、上川・大雪の豊かな森に囲まれたまちで暮らす日常でもあります。
 基調講演の森俊子さんは世界でも旭川ほど森のすぐ近くでこれだけのデザインワークが行われている町はないと言い、東京、パリなどで活躍する建築家藤本壮介さんは森の中で過ごした少年期の感覚が今の建築作品につながっていると言います。さらには北大の北方生物圏フィールド科学センターの吉田教授は日本のどの地域よりも恵まれた天然林の保全と利用を通じた地域の付加価値向上の可能性を示唆され、Making Next to Forest がこの地域の持続可能性にとっての大切なキーワードであることを再確認できました。

 Making Next to Forest をリアルに感じられる空間づくりはサスティナブルな地域社会を目指す旭山コナールのメインコンセプトに繋がります。ハナサクカフェの店舗ファニチャーに旭川家具をおき、また、くさいろでは、下川の森から生まれたエッセンシャルオイルや間伐材を活用したクラフト製品を取り扱っています。アオゾラガーデンのウッドゲートは、札幌の白旗山近く、札幌南高等学校林の災害風倒木を再利用(ここは上川からちょっと外れますが…)したものであり、また、ログのテーブルとイスは当麻町の森からでた間伐材を利用させていただいています。今後はさらにアオゾラガーデンへの植林などを通じ、もっともっと「Making Next to Forest」を感じることができるエリアへの進化を目指して行きたいなと思います。

 急激な人口減少フェイズに突入した今の日本。旭川でもこの20年で3万人以上の人口が減りました。この地域がある程度の人口を維持し、私たちの子ども、孫の世代にも住みよい地域であり続けるために、若い世代が安心して暮らし続けるのに必要な仕事を生み出し、経済・環境・暮らしをバランス良く維持していく必要があります。旭山コナールでは引き続き「Making Next to Forest」を意識しながら、たくさんの人が集い、働き、安らぎ、笑いあえる場所となるよう日々進化してまいります!

持続可能な地域社会を考えるカードゲームワークショップ

旭山コナールの広報・事業企画を担当するぐっちが主催する「SDGs de 地方創生」カードゲームワークショップです。ぜひご参加ください。詳細は下記画像をクリック!

○他地域での開催もあります!

          
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